ドクターズガイド

増山敬祐 医師 (ますやまけいすけ)

増山敬祐 (ますやまけいすけ) 医師

山梨大学医学部附属病院(山梨県)2病院のクチコミ
耳鼻咽喉科・頭頸部外科
科長、教授

専門

花粉症、頭頸部がん

医師の紹介

花粉症の薬物・免疫・手術療法を得意とする増山敬祐医師は、日本鼻科学会理事も務める鼻科領域のスペシャリスト。難治性鼻炎には手術と急速免疫療法を導入し、根治を目指している。また、頭頸部がんのエキスパートでもあり、毎週大きな手術を手掛け、集学的治療により好成績をあげている。再発がんにはがん免疫療法の治験を行ない、患者のQOL改善に貢献している。外来ではアレルギー、腫瘍、音声の専門外来を担当。人工内耳、シャント発声(喉頭がん)などの機能改善手術にも積極的に取り組んでいる。

診療内容

病床数600床という山梨県内有数の規模を誇り、県民に先進医療を提供する同院。耳鼻咽喉科・頭頸部外科は、耳・鼻・のどの病気を専門とし、頭頚部の手術も担当している。頭頸部腫瘍の手術、中耳聴力改善手術、内視鏡下鼻内副鼻腔手術、喉頭微細手術など、手術数は年間400件以上にのぼる。
増山医師は一般外来に加え、アレルギー外来、睡眠時無呼吸外来、腫瘍発声外来、音声外来の専門外来を担当している。アレルギー外来では、診断、治療、生活指導などを一貫して行う。まずは問診のうえ、鼻内所見、鼻汁中好酸球検査、皮内テスト、スクラッチテスト、特異的IgE抗体定量、X線検査などの諸検査により、鼻アレルギーの有無、アレルギー原因の診断を行なう。花粉症の治療には、検査の結果や症状の程度に応じて、薬物療法や免疫療法を行う。薬物療法の利点は即効性があり副作用が少ないことだが、アレルギーは感染症とは異なる慢性の炎症性疾患なので、薬物療法のみで根治することは不可能だ。そのため、増山医師は治療効果の高い免疫療法に積極的に取り組んできた。アレルギー免疫療法は100年以上の歴史があり、日本人の有病率が20%とも言われるスギ花粉症に対して、治癒が期待できる唯一の治療法だ。治療では、まずはごく少量のアレルギー原因物質のエキスを注射し、少しずつ量を増やしてアレルギーが起きないように体を慣らす。
近年はスギ花粉症に罹る患者の低年齢化や増加から、根治を目指した新しい治療法が求められている。それを受けて増山医師は、より副作用が少なく家庭でもできる利便性の高い舌下免疫療法を全国に先駆けて開始した。また、花粉症に対して早期に免疫療法を行うことで、花粉症の発症を抑えることが可能となるとの考えから、予防的早期介入療法にも力を入れている。

診療を受けるには

原則として紹介状が必要。耳鼻咽喉科外来受付に提出する。まずは一般外来での診察が必要で、専門外来に直接かかることは出来ない。専門外来は予約制。

医師のプロフィール

経歴
1979年 熊本大学医学部 卒業
1989年 熊本大学医学部耳鼻咽喉科学講座講師
1991年 National Heart&Lung Institute, Department of Allergy&Clinical Immunology(Prof.A.B.Kay)留学
1994年 熊本大学医学部耳鼻咽喉科学講座 助教授
2003年 山梨大学大学院医学工学総合研究部 耳鼻咽喉科・頭頸部外科教授
所属学会・認定・資格

日本耳鼻咽喉科学会(認定指導医、評議員、専門医)、日本アレルギー学会(認定指導医、評議員)、日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー学会(理事)、日本気管食道学会(認定医)、日本頭頸部癌学会、日本鼻科学会、日本耳科学会、日本頭頸部外科学会、日本口腔咽頭科学会、日本喉頭科学会、日本小児耳鼻咽喉科学会、日本睡眠学会、日本癌治療学会、日本嚥下学会、日本平衡神経科学会、日本聴覚医学会など

予防に心がけたいこと

花粉情報に注意し、飛散の多い時の外出は出来る限り控えましょう。飛散の多い時は窓や戸を閉め、外出時にはマスク、メガネを使い、毛織物などのコートの使用は避けましょう。帰宅時には、衣服や髪をよく払ってから入室し、洗顔、うがいをして鼻をかみましょう。