ドクターズガイド

北川 剛 医師 (きたがわたけし)

北川 剛 (きたがわたけし) 医師

東京警察病院(東京都)15病院のクチコミ
外科
部長

専門

血管外科、消化器外科。 透析シャント関連の治療、下肢静脈瘤へのストリッピング手術、頚動脈狭窄症、血管超音波検査

医師の紹介

北川剛医師は米国留学して血管外科の世界的権威である医師の下で頚動脈狭窄症・血管超音波検査を中心とした血管外科診療を学んだ経験をもつ。うっ滞性皮膚炎を伴うなど症状の重い人を診る機会が多い。血管外科全般をカバーするが、特に下肢静脈瘤ストリッピング手術、鏡視下穿通枝切離術、透析シャント治療、頚動脈狭窄症への頚動脈血栓内膜摘除術、下肢閉塞性動脈硬化症への血管内治療などの実績が豊富。消化器外科では胃がん、大腸がん、膵臓がん、鼠径ヘルニアなど外科全般をカバーする。

診療内容

北川剛医師は消化器外科に5年間従事したのち、血管外科に長く携わり、米国ニュージャージー州立医科歯科大学留学時は血管外科の世界的権威である医師の下で学ぶなど、常にレベルの高い治療をめざしてきた。現在は血管外科、消化器外科、一般外科と広い領域の手術治療を担当している。
下肢静脈瘤に関していえば、北川医師は比較的症状の重い人やうっ滞性皮膚炎などの皮膚症状の強い人を診る機会が多い。治療法として、同院で行っているのはストリッピング術である。また、重症皮膚潰瘍を合併する下肢静脈瘤に対する内視鏡的筋膜下穿通枝切離術(SEPS)の経験も豊富に持つ。「当院で行っているストリッピング手術は、傷あとについては股の付け根に2cm程度の傷がつく以外はレーザー治療と変わりなく、術後の痛み、静脈瘤の再発などもほとんど問題になっておらず、レーザー治療に比べて深部静脈血栓症の危険が少ないこと、長期成績がより信頼できることから、当院ではストリッピング手術を基本としています。ただ、レーザーも症例によっては有用であり、今後導入を検討しています。また、レーザー治療が必要な方や、強く希望される場合には、レーザー治療を導入している信頼できる施設へ紹介しています。また、ストリッピング手術の適応がない軽度の患者であれば、硬化療法に力を入れている施設へ紹介を行っています」(北川医師)
ストリッピング手術は現在では日帰り手術とする施設もあるが、同院では痛みを感じることがなく快適であり、何よりも安全であることから、麻酔科管理による全身麻酔下で行うことを原則としている。そのため2泊3日の入院が必要だ。「ストリッピング手術に際してはまず超音波検査で正確な診断を行うことにより、従来と比べると手術の跡もかなり小さい傷で済むようになってきました。手術前日の午前中に入院してマーキング(切開する位置確認)を行い、翌日手術。術後3時間で普通に歩行可能となり、手術翌朝に退院するというスケジュールで行っています」(北川医師)
下肢静脈瘤の治療としては弾性ストッキング着用も重要であるが、同院には日本静脈学会の認定を受けた弾性ストッキング・コンダクターが勤務する点も安心だ。コンダクターに相談すればサイズを計測しいろいろと相談にも応じてくれる。
下肢静脈瘤のほかに、北川医師は透析シャント関連の治療実績も豊富である。自家静脈あるいは人工血管を用いた動静脈シャント作成や、透析後のシャントトラブルに対する血管内治療を行っている。シャントトラブルに対しては2000年より国内でもいち早くシャント超音波検査による定期的フォロー、閉塞前のPTA治療、狭窄部修復手術を取り入れ、長期に自家静脈シャントを維持することにこだわっている。また透析症例や糖尿病に合併しやすい足趾の壊疽、潰瘍についても最新の皮膚潅流圧測定装置を導入し、下肢の大切断を少しでも避けるため血管内治療、バイパス手術にも積極的に取り組んでいる。さらに消化器外科にも携わるため、北川医師が診療する疾患は、閉塞性動脈硬化症(ASO)、頚動脈狭窄症、腹部大動脈瘤、深部静脈血栓症、胃がん、大腸がん、膵臓がん、鼠径ヘルニア、胆石症…と幅広い。
医師としてのモットーについて「できるだけ患者さんにとっていい治療をしたい。それだけです」と北川医師は語る。「いらした患者さんが高いレベルの治療を受けられること。その実現に向けて努力していきたいと思います」

診療を受けるには

初診時は原則予約不可。紹介状がなくても受診は可。北川医師の外来受付は水曜8:30~11:30、13:00~16:00。

累積症例数または患者数

下肢静脈瘤ストリッピング手術は約1000例、シャント関連手術は約600例、シャント血管内治療(PTA)は約800例

年間症例数

年間総手術例は約400例

医師のプロフィール

経歴
1989年3月 東京大学医学部医学科 卒業
1989年6月 東京大学医学部第一外科、麻酔科で研修
1990年6月 東京都教職員互助会三楽病院外科
1993年6月 東京大学医学部第一外科
1994年6月 東京大学医学部血管外科
1995年6月 米国ニュージャージー州立医科歯科大学へ留学(血管外科、生理学)
1997年12月 東京大学医学部血管外科、頚動脈狭窄症、血管超音波検査を専門に従事
2002年4月 東京逓信病院第一外科(血管外科、消化器外科)
2011年4月より現職
所属学会・認定・資格

日本外科学会指導医、専門医、日本脈管学会専門医、感染制御医(ICD)、認定産業医

予防に心がけたいこと

症状が強い人、または立ち仕事の人はなるべく弾性ストッキングをはくなど、日頃からの予防に努めてほしい。女性は妊娠・出産を契機に悪化する人が多いので、予防用のストッキング着用を心がけたい。

費用のめやす

かかりつけ医からの紹介状がない場合、3,000円(税抜)が自己負担となる(紹介状がなくても受診は可能だが、当日初診の場合は待ち時間が長くなる可能性があるため、できるだけ電話での予約が望ましい)