ドクターズガイド

倉田荘太郎 医師 (くらたそうたろう)

倉田荘太郎 (くらたそうたろう) 医師

くらた医院
院長
別府ガーデンヒルクリニック

専門

薄毛、自毛植毛手術、わきが、多汗治療 、ニキビ治療、アンチエイジング、形成手術など

医師の紹介

日本臨床毛髪学会の理事長をつとめるなど、長年日本やアジアにおける脱毛症の治療や研究をリードしてきた。くらた医院の診療は毛髪検査機器や特殊検査を組み合わせ、薄毛の状態を正確に把握することからスタートする。これをもとに、どのようなタイプの薄毛なのかを判断し、それぞれに合った治療をおこなっている。また倉田荘太郎医師は脱毛症だけではなく皮膚・毛髪・汗腺・脂腺に対する治療のプロフェッショナルであり、美しい肌・にきび・あせ・わきがなどに悩む人の心強い味方となっている。

診療内容

【脱毛症】
薄毛には男性型脱毛症(AGA)や女性の薄毛(びまん性脱毛症)など、さまざまな種類があり、それぞれ対処方法が異なる。なかでも多いのが男性型脱毛症で、ほとんどの男性の薄毛や抜け毛はこれに該当する。
同院では毛髪の専門家として独自のAGAチェックをおこない、科学的なデータに基づいたAGA治療を施している。そのひとつに毛髪治療内服薬プロペシアがある。これは男性ホルモンが影響する抜け毛の原因物質を阻害するもので、97%の患者に対して脱毛症の進行をストップする効果が見られている。
「早い人なら3ヶ月程度で毛髪に変化が見られます。しかし、当院で最初の効果を判定するのは治療開始より半年が経過してからです。その時点での満足度はおおよそ高く、あまり変化が見られない人は進行するAGAのケースです」と倉田医師は言う。
しかし、その場合でも現状維持していることが多く「本数だけを見ないで太さの変化やコシのあるなし、などにも注目するのが大切」なことだと言う。さらに「これまでの治療経験から考えると、毛髪にあきらかなボリュームが出て、見た目に変わったと認識できるピークが来るのは2~3年後になります。最近はAGAも病院で相談したり治療ができるということが少しずつ認識されるようになりましたが、まだ半信半疑という方がほとんです。でも、きちんと治療を続ければ効果は現れます」と語る。
多くの患者と現場で向かい合い、たくさんの症例を手がけてきた倉田医師の言葉は力強く、薄毛や脱毛に悩む多くの日本人に現実的な希望を与えている。

【ニキビ】
当院ではなかなか治らないにきびに対して様々な治療法を行うことが出来る。ニキビの本体は毛包脂腺系の中の皮脂腺がホルモンのバランスにより過剰に皮脂分泌、角化が起こり、角栓、面皰形成、細菌感染へと発展していった状態。倉田医師が、皮膚付属器とホルモンの働きを研究する中で男女ともに起こるニキビが男性ホルモンの働きで脂腺が活性化されて起こることの不思議に注目していた。その結果、生理周期によって体内のホルモンバランスが変動し、ニキビが悪化する状態をコントロールするには単一の治療では難しいという結論に達した。患者の希望は、化膿を抑えるだけでなく、肌をきれいに治したいということを考えると様々な美容皮膚科的アプローチを主体に治療法が必要になってくる。
しかしながら治療法によっては保険診療が認められていないものも多く、どうしても自費診療となってしまうものもある。ただし保険と自費を同時に行う混合診療は行なえないため、治療開始時点から保険診療または自費診療のどちらかを選択する必要がある。
保険診療では抗生物質や漢方薬の内服、抗菌剤やディフェリンの外用、圧出(詰まった皮脂を押し出す)などの治療が出来る。
自費診療ではケミカルピーリング、イオン導入、IPL、ダイオードレーザー、ヤグレーザー、高周波治療等の機器による治療を行っている。ニキビが悪化する患者の中には間違った化粧を繰り返しているケースも多く、普段の化粧法のチェックに始まり、様々な指導も行っている。またニキビあとに対しては積極的にフラクショナル機種(炭酸ガス、エルビウムグラスレーザー、高周波等)を使用して、なめらかな皮膚を目指している。

【多汗症】
汗腺には2種類あり、におい(わきが)に関係が深いのはアポクリン汗腺、汗をたくさん出すのはエクリン汗腺の働きである。エクリン汗腺は人間の全身の皮膚にあり、自律神経により体温調節や水分調節を行っている。つまり、暑いときには汗をかいて体温を下げたり、緊張して発汗することもある。人間とサル以外の哺乳類では体にエクリン汗腺は無く、手のひらと足の裏だけにある。エクリン汗腺は自律神経終末からでるアセチルコリンの作用で発汗を起こしている。発汗作用がアンバランスで過剰に起こる場合を多汗症と呼び、顔・わき・手のひら・足の裏によく起こる。全身性の多汗症は甲状腺機能亢進症や副腎腫瘍、あるいは大脳皮質障害、自律神経障害、抗うつ剤など薬剤の副作用等の原因が考えられる。
アポクリン汗腺は人では乳輪・外陰部・肛門周囲・わき・外耳道・おへそ等、限られた場所にのみ存在している。このアポクリン汗腺はエクリン汗腺と違い思春期に性ホルモンの作用で発達し、ごく少量の汗を毛穴を通して分泌している。この汗自体のにおいは本来極めて少なく、日常生活に影響することはないが、皮膚のバクテリアに分解されて強い臭いを発生している。この症状には遺伝傾向が見られる。アポクリン汗腺が男性ホルモン依存性の組織である事は以前から知られており、1990年にわきがの患者のアポクリン汗腺から直 接、高濃度 の男性ホルモンと受容体がある事をわれわれのグループが確認し、医学論文として報告した。
1)外用療法;多汗には塩化アルミニウム液。わきがに対しては抗菌剤・消毒薬など。
2)イオン導入;水道水(H2O)をイオン導入すると水素イオン(H+)によりエクリン汗腺分泌部がダメージを受け、発汗を抑える。繰り返しの治療が必要。わきがには利用できない。
3)注射療法(ボツリヌストキシン注射);ボツリヌストキシン(タイプA)はアセチルコリンが神経終末から出てくるのを抑え、発汗を劇的に改善する。全身への悪影響は無く、約90%の方で4~5ヶ月以上の間、発汗を減少させる事が出来る。アポクリン汗腺には作用しないが、汗の量が減ることで臭いの拡散を減らすことはできる。
4)直達式高周波治療;麻酔クリームを塗った後、髪の毛ほどの細い針を汗腺の深さに挿入し、高周波を流して汗腺にダメージを与える治療。繰り返すことで段階的に汗腺が減少していく。
5)レーザー治療;汗腺や脂肪を選択的に破壊するレーザーが開発された。1ミリ以下の極細レーザーチップを皮下に挿入し、汗腺を直接破壊する治療。これまでの外科的治療に比べ、治療後の安静度も飛躍的に楽にもかかわらず、効果は手術療法に近い、受けやすい治療である。
6)手術療法;剪除法、稲葉式、リムーバー法など。局所麻酔で日帰り手術として行う。わきの下全体の汗腺を除去する事が出来るが、効果を上げるために皮膚を薄く削るため、術後の安静が必須だ。

『医学論文』倉田荘太郎; 腋臭症の成因について~男性ホルモンの影響~、日本美
容外科学会誌 第37巻4号 2000; 3-6
Kurata S et al; Intranuclear androgen and cytosolic receptor
concentrations in the axillary skin of osmidrosis. Arch Dermatol Res
1990; 282: 33-37

診療を受けるには

休診日は、日曜・祝祭日・火曜の午後・木曜の午前。受付時間は午前が9:30~12:30、午後が14:00~18:30で予約が必要。予約と問い合わせはTEL:0977-27-3227まで。

累積症例数または患者数

脱毛症全ての患者数は3,000名程度。

年間症例数

年間のべ2,000名。

医師のプロフィール

経歴
1983年3月 愛媛大学医学部卒業
1983年5月 大阪大学医学部付属病院皮膚科形成外科
1984年5月 兵庫県立こども病院形成外科
1986年6月 大分医科大学皮膚科形成外科
1992年5月 ウィスコンシン大学霊長類研究所(アメリカ合衆国)招聘研究員
1999年1月 形成外科皮膚科美容外科 くらた医院(別府)開設
2012年1月 P&G Pantene Research Institute 顧問メンバー
2012年3月 Aderans 医療顧問
所属学会・認定・資格

日本美容外科学会、国際形成外科学会、国際毛髪外科学会、日本皮膚科学会、日本研究皮膚科学会、日本形成外科学会、日本臨床毛髪学会(常任理事)、日本美容皮膚科学会、日本臨床皮膚外科学会(理事)、日本発汗学会、日本統合医療学会、日本形成外科学会 専門医 等など

予防に心がけたいこと

体質に合わないシャンプーや刺激の強いヘアケア製品の使用を控える。過度のストレスがかからないように気をつける。血中の栄養分が髪を成長させるため、偏食をなくし、バランスのよい食事をとる。生活習慣、とくに規則正しい生活を送ることと心の安定が重要。

費用のめやす

毛髪治療内服薬プロペシア錠 7,000円(28日分)~、自毛植毛 1,000本 420,000円~(密度が人によって違うため、診療時に確認が必要)

発信メディア(ホームページ、ブログ、Twitter、facebook等)

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