ドクターズガイド

伊藤 裕 医師 (いとうひろし)

伊藤 裕 (いとうひろし) 医師

慶應義塾大学病院(東京都)44病院のクチコミ
腎臓・内分泌代謝内科
教授

専門

腎臓疾患、メタボリックシンドローム、内分泌・代謝疾患、高血圧症、糖尿病血管合併症、再生医学、抗加齢医学など

医師の紹介

伊藤裕医師の専門は、高血圧、糖尿病血管合併症、再生医学、抗加齢医学など多岐に渡り“内臓のプロフェッショナル”として活躍している。また近年は、メタボと生活習慣病、心臓病、腎臓病、脳卒中の関連を明らかにした“メタボリックドミノ”を世界で初めて提唱。これは大きな反響を巻き起こし“メタボリックドミノ研究”の第一人者として、多くの人々の生活習慣病の軽減に貢献した。これまで診察してきた患者は1万人超。研究分野でも高峰譲吉研究奨励賞など多くの賞を受賞している。

診療内容

同院の腎臓・内分泌・代謝内科を率いる伊藤医師は“患者の生活習慣の全般を理解する”“患者の体に起こっていることをすべて把握する”“生涯にわたって患者と付き合う”の3点をモットーとして挙げており、患者主体の診療を実践している。また、肥満・高血圧・糖尿病・脂質異常・高尿酸血症・動脈硬化症・腎臓障害・がん(肥満が大腸がんや子宮がんなどの発症を促進することがわかっている)などのすべてを理解し、細心の注意を払って患者を診るよう努めているという。
伊藤医師の専門は高血圧・糖尿病血管合併症・再生医学・抗加齢医学など多岐に渡るが、特に高血圧治療を得意とする。高血圧には、血管がギューっと収縮して血圧が高まる“血管収縮タイプ”と、血液量が増えて血管がパンパンになることで血圧が高まる“血液量過剰タイプ”の2種類がある。伊藤医師によると、特に肥満の人は高血圧を引き起こす要因が複雑になるため“血管収縮タイプ”と“血液量過剰タイプ”の要素を併せ持つ高血圧が起こりやすくなるという。
自分の高血圧のタイプがわかったら、それに合った治療が必要になる。伊藤医師は、それぞれのタイプの対応について「“血管収縮タイプ”は、ストレスや神経質な性格が要因になることが多く、ストレス対策が大切です。“血液量過剰タイプ”の場合は、塩分過多、高齢、家族歴があるなどの要因があり、減塩に取り組むことが必要です」と説明する。
肥満がある高血圧の人の場合、減量することにより、血圧が低下することがわかっているので、減量のために摂取エネルギー量を適正な量にする。「また、ウォーキングなどの有酸素運動を30分以上行うなど、有酸素運動も効果的です。さらに睡眠も大切になりますが、肥満の人は睡眠時無呼吸症候群にも注意が必要となります」(伊藤医師)
生活習慣を改善しても血圧が下がらない場合は、薬物治療を行う。両方の高血圧タイプに効果的なのは、血管を拡張することで血圧を下げるカルシウム拮抗薬。血管収縮の働きを抑制するARBやACE阻害薬、交感神経が過敏な場合は交感神経抑制薬も使用される。これらの薬剤のうち1種類を服用することから開始。腎臓機能の低下により“血液量過剰タイプ”の要素が強くなっている場合、利尿薬を追加することもある。

診療を受けるには

伊藤医師の診察:火曜の午前、木曜の午前。紹介状要、原則予約制。

累積症例数または患者数

累積症例数は1万人を超える。

医師のプロフィール

経歴
1983年3月 京都大学医学部医学科 卒業
1983年6月 京都大学医学部附属病院内科医員
1989年3月 京都大学大学院医学研究科博士課程修了
1989年7月 米国ハーバード大学医学部 Brigham and Women's Hospital Molecular and Cellula Research Laboratory博士研究員
1990年7月 米国スタンフォード大学医学部循環器内科 Falk Cardiovascular Research Center 博士研究員
1993年4月 京都大学医学部内科学第二講座助手
2000年10月 京都大学大学院医学研究科臨床病態医科学 第二内科病棟医長
2001年1月 京都大学大学院医学研究科臨床病態医科学講座講師
2002年3月 京都大学大学院医学研究科臨床病態医科学講座助教授
2006年4月 慶應義塾大学医学部腎臓内分泌代謝内科教授
2008年4月 京都大学医学部非常勤講師(兼任)
2009年10月 慶應義塾大学医学部総合医科学研究センター副センター長
所属学会・認定・資格

医学博士、日本内科学会認定医、日本内分泌学内専門医、日本糖尿病学会専門医、日本抗加齢医学会専門医、日本高血圧学会専門医、第1種放射線取扱主任者免状、ECFMG免許

発信メディア(ホームページ、ブログ、Twitter、facebook等)

慶應義塾大学医学部 内科学教室 腎臓内分泌代謝内科: