ドクターズガイド

伊藤 剛 医師 (いとうごう)

伊藤 剛 (いとうごう) 医師

北里大学東洋医学総合研究所(東京都)
所長補佐
臨床准教授 漢方鍼灸治療センター(漢方外来・鍼灸外来)
副センター長(漢方診療部長、鍼灸診療部長)

専門

漢方(冷え症・消化器疾患・心身症・一般)、鍼灸全般、内科(消化器疾患・自律神経疾患・一般)

医師の紹介

伊藤剛医師は、1997年に日本初の冷え症外来を始めた北里研究所東洋医学総合研究所で、冷え(寒熱)の研究に従事。東洋医学(漢方と鍼灸)と西洋医学を駆使し、冷え症以外にも「証」や「こり」の研究を始め、自律神経疾患、ストレス性疾患、消化器疾患、疼痛性疾患等さまざまな身体の不調を研究・治療するエキスパートでもあり、TVなどのメディア出演も多数。教育面においては、臨床准教授として北里大学医学部・薬学部で講義をする一方、浜松医科大学・明治薬科大学・横浜市立大学医学部などの非常勤講師も務める。

診療内容

「ひと言で冷え症といっても、冷え方・冷える場所・程度などは人によってさまざま。人によって冷えの原因が異なったり、複数の原因が複雑に絡み合ったりしているためです。そのため私の行っている治療では、患者さんの冷えのタイプと原因を、東洋医学独自の診察や科学的な計測機器により、詳細に診断するところから始めます。これによって初めて、患者さんに適した治療法が見つかるのです」(伊藤医師)
伊藤医師は伝統的な東洋医学と最先端の西洋医学を駆使し、冷え症をはじめ、自律神経異常や凝りなどを原因とするさまざまな身体の不調を治療する第一人者。同研究所では漢方鍼灸治療センター副センター長として、また部長として漢方と鍼灸の両方の外来にて治療にあたるほか、臨床准教授として大学の教育にも携わっている。
漢方外来では舌診・脈診・腹診・背診など東洋医学の伝統的な診断方法に基づき、患者それぞれに最も適した漢方薬による治療を行う。漢方薬は、煎じ薬を主に、時に伝統的な丸剤や粉薬などを使用。いずれも漢方薬には創業以来、最高品質で安全性の高い生薬を用いている。
長い歴史のなかで培われた臨床的効果の裏付けと、科学的根拠に基づいた治療により、単に症状を抑えるのではなく、からだ全体へ無理なく作用し、副作用が起きにくいよう配慮しているという。
鍼灸外来は、基本的に脈診により経絡の異常を是正する治療(本治法)と症状を改善する治療(標治法)を行う、北里研究所独自の北里方式経絡治療。西洋医学や漢方で治りにくい難治性の疾患にも鍼灸が有効な場合がある。また難治性の疾患には漢方薬を併用するのも効果的だ。治療には独自にオーダーした完全滅菌済みの使い捨ての鍼を用いて施術するため、鍼から肝炎やエイズなどが感染する心配もない。鍼の太さは0.14~0.18mm、長さが約6cmで、鍼先は非常に細く、スムーズに入るように専用の管を使いソフトに刺入するため、刺入時の痛みはほとんど感じないそう。
冷え症の治療は、伊藤医師が行う漢方・鍼灸の両外来で対応。どちらを受診するべきか迷ってしまいそうだが「両外来ともさまざまな疾患に対応できますが、冷え症の診察や検査をするには漢方外来の方が、時間がとれます。両外来を受診されている方も多数いらっしゃいますので、気軽にご相談ください」とのこと。
最初に述べた通り、冷え症の原因や症状は千差万別であるため、治療方法も冷え症のタイプにより異なっている。まずは下の「予防としてこころがけたいこと」に書かれた事柄を実践し、早めに受診して冷えのタイプを診断してもらい「あなただけの」治療方法を見つけてもらおう。

診療を受けるには

初診受付は、漢方8:00~10:30と12:50~15:00、鍼灸8:00~10:00と12:50~14:30、土曜は午前のみ。
【伊藤医師の診療】漢方外来:火曜(午後)、金曜・土曜(午前)。鍼灸外来:月曜・木曜(午前)、第2・4金曜(午後)。鍼灸の初診受付については問い合わせ。

累積症例数または患者数

累積患者数は約100,000人

年間症例数

年患者数は約5,500人

医師のプロフィール

経歴
1982年 浜松医科大学 卒業
1983年 浜松労災病院
1991年 浜松医科大学第一内科助手
1996年 北里研究所東洋医学総合研究所
2008年 北里研究所東洋医学総合研究所 所長補佐、臨床准教授
漢方鍼灸治療センター副センター長(鍼灸診療部長・漢方診療部長)
所属学会・認定・資格

日本東洋医学会認定専門医・指導医・代議員、日本消化器内視鏡学会認定専門医・指導医、日本消化器病学会認定消化器病専門医、日本内科学会認定医、日本自律神経学会評議員、東亜医学協会評議員、国際自律神経学会員、全日本鍼灸学会員、日本ストレス学会員

予防に心がけたいこと

冷え症対策は、
1.夜更かし型の生活リズムを改める
2.深酒を控える
3.体操やウォーキング、ストレッチなどの運動をする
4.極端なダイエットをしない
高齢者や心臓が弱い人の場合は、半身浴が良いが、通常の人は半身浴より全身浴のほうが冷えには効果が期待できる。また、のぼせや心臓の負担になるので、10分以上入らないこと。

費用のめやす

保険診療は行っていない(保険診療では生薬の品目数が制限されており、高品質な漢方生薬を使用することができないため)。ただし、検査等が必要な場合は隣接の北里研究所病院にかかる必要があるため、受診時は保険証を持参のこと。
伊藤医師による受診時にかかる費用は、漢方外来の初診で5,400円、再診時2,160円、漢方薬料金(調剤費を含め)1日あたり500~1,000円ほど。鍼灸外来は初診料4,320円、治療費7,500円(すべて税抜)、再診料金なし。

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