ドクターズガイド

中馬秀樹 医師 (ちゅうまんひでき)

中馬秀樹 (ちゅうまんひでき) 医師

宮崎大学医学部附属病院(宮崎県)2病院のクチコミ
眼科 副科長、准教授、病院教授

専門

神経眼科、緑内障、小児眼科、眼神経薬理学的研究

医師の紹介

宮崎大学医学部附属病院眼科は、眼科領域の各疾患に対して高度かつ特徴的な医療を掲げ、治療成績の向上に努めており、中馬秀樹医師は神経眼科・小児眼科・緑内障分野の専門家として治療にあたっている。日本神経眼科学会の眼瞼けいれん診療ガイドライン委員会のメンバーも務め、2011年度の同ガイドラインの策定に参加。これは、関係者の同疾患への理解を深め、患者の掘り起こし及び治療促進を目的とする。中馬医師は2012年、その研究業績から日本眼科学会評議員会賞を受賞。治療・研究の第一線で活躍中である。

診療内容

同科では、外来患者はまず担当主治医の診察を受け、その後専門領域の患者は中馬医師の診察を受診するというシステムを採用している。眼瞼けいれんに対しては以下の治療が行われる。
ボツリヌス療法(ボツリヌス毒素療法):これまで、眼瞼けいれんの治療には、向精神薬の内服療法や広範囲眼輪筋切除術などが行われてきた。だが、近年ボツリヌスA型毒素の局所注射療法が開発され、日本でも1997年に眼瞼けいれんの治療薬としての適応が認可された。現在では、眼瞼けいれんに対するボツリヌス療法は、国内外で眼瞼けいれん治療の第一選択として広く認められている。また、眼瞼ボツリヌス毒素製剤の局所注射は、日本では唯一日本で保険適用が認められている療法で、内服薬、外科的手術には認められていない。国内では、ボトックスR注用50 単位とボトックスR注用100 単位のみ承認されている。効果は通常3~4ヵ月持続するが、症状再発の場合には再投与する(2ヵ月以内の再投与は避ける)。同科のボトックス加療は、初診日ではなく、約1週間後に受けられる。
遮光眼鏡およびクラッチ眼鏡:大部分の眼瞼けいれん患者が羞明を訴えることから、眼科領域では遮光眼鏡がしばしば使用されてきた。また、眼瞼けいれんと合併しやすい、あるいはその類縁疾患と考えられている開瞼(開眼)失行症では、Lundie 眼鏡(通常の眼鏡の内側に眉毛を押し上げるループが付いている)やクラッチ眼鏡(シリコンカバーをつけたワイヤーまたは鼻当てパッドで上眼瞼を押し上げる)が有効となる。
内服療法:従来用いられている内服薬の有効率は低いが、抗けいれん薬(クロナゼパム、カルバマゼピン、バルプロ酸ナトリウム)、抗コリン薬(トリヘキシフェニディル)、抗不安薬(ジアゼパム、クロチアゼパム、エチゾラム、ブロチゾラム)、抗痙縮薬(バクロフェン)、選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)(パロキセチン、マレイン酸フルボキサミン)が使用される。
外科的手術:眼瞼皮膚切除、眼輪筋切除術(広範囲切除術および部分切除術)、Muller 筋縫縮術、前頭筋吊上げ術、皺眉筋切除術、顔面神経切断術及びこれらの併用などさまざまな手技がある。

診療を受けるには

中馬医師の診察:火・木曜(小児、神経)。初診予約必要。紹介状必要。初診の待ち時間は約2~3時間。中馬医師の手術待ち約1ヵ月。

累積症例数または患者数

同科において、以下の「年間症例数または患者数」項目の各症例・治療を約15年間実施。

年間症例数

2011年の実績:ボトックス約70件 他に斜視 62件、緑内障手術 90件、涙道・涙小管手術 22件、眼瞼手術 56件、眼瞼・眼窩腫瘍 14件、白内障 50件。外来患者約8,500人

医師のプロフィール

経歴
1990年3月 宮崎医科大学医学部 卒業
1996年6月 宮崎医科大学医学部 助手
1998年2月 宮崎医科大学眼科学博士号取得
1999年4月 宮崎医科大学医学部講師
2002年4月 宮崎医科大学医学部助教授
2003年10月 宮崎大学医学部助教授
2008年4月 宮崎大学医学部准教授
2012年12月 宮崎大学医学部附属病院 病院教授
所属学会・認定・資格

日本眼科学会、宮崎県眼科医会、日本神経眼科学会、日本緑内障学会、日本小児眼科学会

費用のめやす

眼瞼けいれん治療:1回のボトックス加療(注射)は3割負担で2万円弱。

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宮崎大学医学部眼科学教室: