ドクターズガイド

中村 純 医師 (なかむらじゅん)

中村 純 (なかむらじゅん) 医師

北九州古賀病院(福岡県)
院長 精神科
産業医科大学 名誉教授

専門

精神疾患の病態研究(特に統合失調症、気分障害)、統合失調症、うつ病の薬物療法、職場のメンタルヘルス

医師の紹介

中村純医師が所属する産業医科大学は、日本で唯一、産業医の育成を目的に設立され、30年以上の歴史を持つ北九州地区の基幹病院。中村医師は産業医にうつ病への理解を深めさせると同時に、これに対応できる能力を修得させる教育や治療法の開発に尽力してきた。産業医科大学病院は、労働者の健康管理、職業病、産業中毒等の予防や診療、メンタルヘルス、リハビリテーション医学、地域完結型医療等を推進している。国や企業に対して職場のメンタルへルスの重要性を訴え、産業医学の使命を体現している大きな存在である。

2015年6月より北九州古賀病院の院長となり、現在も診察を行っている。

診療内容

中村純医師はこれまで、統合失調症、うつ病など軽症から重症まであらゆる精神疾患の患者と向き合ってきた。初診後、かならず1週間後に再診を行い、症状の変化や薬の飲み心地を確かめる、必要に応じて、臨床心理士と共に診療を行うなど、多岐に渡る経験を生かし、一人一人の症状に応じた適切で細やかな治療を行う。治療抵抗性の統合失調症には登録して使用する抗精神病薬であるクロザリルも積極的に使用、うつ病に対しては、薬物療法だけでなく、集団精神療法、修正型電気けいれん療法なども取り入れている。
また「職場のメンタルヘルス」に専門的に取り組みながら、医療機関だけではなく、国や社会としても積極的にこの問題に取り組むことの重要性を訴えてきた。
「労働者の6割がストレスを感じている現代、それは社会にとって大きな損失であり、今後は企業側も意識を変えていく必要がある」と、警鐘を鳴らす。
この考え方を根本に、職場復帰を望む多くの患者を支え、厚いケアや具体的なアドバイスなどを行っている。同院は、1979年の開院以来、現代医学の最高水準を行く設備や機器、優秀なスタッフを配し、地域の基幹病院として大きく貢献してきた。また、若き人材の臨床教育機関としても重要な役割を担っている。
神経精神科 メンタルヘルスセンターでは、メンタルヘルス不調や、心理的ストレスによって引き起こされる身体疾患(心身症)を中心に診療を行い、心身両面から検査・治療を行っている。
「職場のメンタルヘルス外来」では、おもに産業医経験のある精神科医がニーズに沿った診療を行っている。特に職場のストレス関連によるうつ病などの「こころの病」が対象にしている。うつ病の状態によっては仕事を休んで治療を行い、うつ病が改善後の「うつ病が改善した状態」と「仕事が十分に行える状態」のギャップを埋めるべくサポートや休職後、職場復帰が失敗し再燃を繰り返す場合のサポートなども行っている。

診療を受けるには

中村医師の診察は、月曜と火曜。

医師のプロフィール

経歴
1975年 久留米大学医学部卒業
1979年 久留米大学大学院医学研究科卒業 医学博士
1979年~1981年 テキサス大学医学部ガルベストン校薬理学教室留学
1984年~1985年 同校へ再留学(6か月間)
1994年 久留米大学医学部精神神経科 助教授
1998年 産業医科大学医学部精神医学教室 教授
2015年3月 産業医科大学 定年退職
2015年4月 産業医科大学名誉教授、社会医療法人北九州病院・北九州古賀病院勤務。
2015年6月 北九州古賀病院 院長
所属学会・認定・資格

福岡県医師会精神保健福祉委員会委員(平成10年8月から現在、平成18年より委員長)、北九州市医師会精神保健福祉委員会委員(平成10年8月~現在)、社会福祉法人北九州いのちの電話理事(平成23年2月~現在まで)、北九州市教職員会身体検査審議会委員(平成10年8月~現在、平成21年9月より委員長)

九州神経精神医学会(昭和51年6月~現在、平成10年より理事)、日本臨床神経精神薬理学会理事(平成3年10月~平成23年まで、平成26年10月~現在)、日本精神神経学会評議員(平成9年4月~平成15年3月まで)、日本精神神経学会評議員(平成19年4月~平成25年3月まで)、日本精神神経学会理事(平成18年5月~現在まで)、厚労省関係 (例;〇〇年 ストレスチェック項目等に関する専門検討会委員)、医薬品医療機器総合機構専門委員(平成17年4月~現在まで)、厚生労働省 メンタルヘルス対策支援委員(平成18年4月~1年間)、厚生労働省 メンタルヘルス対策支援委員(平成25年4月~1年間)、厚生労働省 精神的健康に着目した職場のリスク評価手法の取入れ等に関する事業専門委員会委員(平成26年1月~6月)、厚生労働省 ストレスチェック項目等に関する専門検討会(平成26年6月~現在まで)

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インタビュー記事: