ドクターズガイド

中川洋一 歯科医師 (なかがわよういち)

中川洋一 (なかがわよういち) 歯科医師

鶴見大学歯学部附属病院(神奈川県)17病院のクチコミ
歯科口腔外科 ドライマウス外来
准教授

専門

口腔粘膜疾患(カンジダ症、口内炎、扁平苔癬、舌痛症など)、ドライマウス(口腔乾燥症)、口臭、口腔外科疾患全般

歯科医師の紹介

口臭治療のスペシャリストであり、口腔粘膜疾患やドライマウスなど口腔内の病気に対して幅広く精通している。マスメディアにも多くとりあげられており、口臭治療と予防について「わかりやすく伝えることのできる歯科医師」のひとりとして果たしている役割は大きい。鶴見大学歯学部附属病院では口臭外来とドライマウス外来の診療責任者として診療チームを引っ張っており、口腔内診療の専門家としてさらなる飛躍を期待されている。個々の症例に対する的確な原因究明と柔軟な他科との連携治療は患者にとって強力だ。

診療内容

「口のニオイというのは、誰でも持っているものなんですよ」口のニオイがまるでないという人はいないらしい。では、どんな状態になったら口臭治療を考えなければならないのだろうか。
「家族や友だちに臭うよ、と言われたとか、自分自身でも口のニオイが気になるとか、他人が自分の口のニオイに対して嫌そうな態度をとる、などがあります。しかし、実際に口臭があるかどうか、また人に不快感を与えるほどのニオイなのかは、自分自身ではわかりません」
そこで、そういった不安に対して多方面からアドバイスをしてくれるのが、口臭専門の医師である。口臭専門外来で指揮をとる中川歯科医師は言う。
「口臭はいろいろな原因があるため、まず口臭の状態を把握し、その原因を見つけることからはじめます。そして、それぞれの原因に対応した診療を各科と連携しておこなうのが私どものやり方です」
測定には呼気を採取して分析装置にかけるガスクロマトグラフィー検査と、呼気を医師がかいで臭いを確認する官能的測定法を併用する。検査の結果、悪臭濃度が高い場合には、その原因を探っていく。
「口臭がある時は、特に口の中が不潔な場合や歯周病にかかっているというケースが多いです。さらにドライマウスや鼻・喉の病気なども原因になります。原因が見つかったら、それに応じた口臭の除去をおこなっていきます。たとえば、歯周病の治療とか口腔粘膜疾患の治療などですね」
時には口の中だけではなく、全身状態が関連してくるため、診断は慎重にやらなければならない。
「どんな病気が隠れているかわかりませんので、いろいろな角度から注意して診ます。必要な時には専門の診療科と連携して診療にあたります」
また中川歯科医師は口臭の原因のひとつにもなるドライマウスについても精通しており、その専門外来もあわせて担当している。近年、ドライマウスに悩む人も多く、専門外来の存在は大きな支えとなっている。
「痛みのある病気と違い、口臭やドライマウスは軽く考えられがちですが、実は口の中というのはとても敏感な場所なのです。ですから不快な症状をもったままいると、生活の質(Quality of Life)を大きく低下させてしまいます。それは当人にとってはとても辛いものです」
口が乾く、のどが渇く、舌がピリピリする、口の中が何かおかしい、口臭が気になるなど、口の中に生じる不快な症状が気になった場合は、早めに専門医のいる病院へ相談に行くことが大切だと中川歯科医師はアドバイスを送る。

診療を受けるには

紹介状はなくても受診できるが、できれば持参したほうがよい。また、口臭外来とドライマウス外来では予約が必要で口腔機能診療科にて受け付けている。初診時の待ち時間については、予約制なのであまりないが、多少時間が前後することはある。基本的に医師の指名はなく、チームで診療にあたる。口臭外来TEL:045-580-8559

累積症例数または患者数

個人ではなく外来全体では、ドライマウス外来 約5,200名、口臭外来 約3,000名

年間症例数

1年間の新患患者数は、ドライマウス外来 約500名、口臭外来 約500名

歯科医師のプロフィール

経歴
1980年3月 鶴見大学歯学部歯学科 卒業
1981年1月 鶴見大学歯学部口腔外科学第二講座助手
1988年4月 鶴見大学歯学部口腔外科学第二講座講師
1990年4月 Department of Oral Biology, University of Florida
2002年11月 鶴見大学歯学部付属病院専門外来
2012年4月 鶴見大学歯学部付属病院口腔機能診療科(改称)
所属学会・認定・資格

日本口腔外科学会認定 口腔外科専門医・指導医、日本歯科薬物療法学会 抗真菌薬の効果判定基準作成委員会 委員長、日本歯科薬物療法学会 編集委員会 委員長、口臭学会 評議員など

予防に心がけたいこと

虫歯、歯周病などはしっかりと治療する。毎日の歯磨きでは、舌についている汚れも落としておきたい。その場合、歯ブラシではおこなわず舌ブラシを使うことが大切。また唾液の分泌量が減少すると、細菌も繁殖しやすくなるため口臭が強くなる。そこで口呼吸をしないよう心がけ、水分をこまめにとるようにする。

費用のめやす

たとえば、口臭外来に訪れて標準的な検査を受けると自費治療となり、費用は約2万円。

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