ドクターズガイド

三角和雄 医師 (みすみかずお)

三角和雄 (みすみかずお) 医師

千葉西総合病院(千葉県)37病院のクチコミ
院長 心臓病センター
センター長

専門

循環器内科。狭心症・心筋梗塞への心臓カテーテル治療(ロータブレーター、エキシマレーザー)など

医師の紹介

三角和雄医師は、狭心症や心筋梗塞のカテーテル治療において日本最多の実績を持ち、The Best Doctors in Japanにも選出。特に得意とするのは、ロータブレーターやエキシマレーザーなどの心臓カテーテルの先端医療。同院のカテーテルスタジオ開設に当たっては設計段階から携わり、司令塔として同院の全国トップレベルの治療実績を牽引する。多い日は1日70人もの治療に関わりつつ、外来診療も担当。テレビ・雑誌等の取材を受ける機会も多い。

診療内容

かつて外科手術が主流だった狭心症・心筋梗塞の治療は、カテーテル治療の進化によって大きく変わりつつある。三角医師は、アメリカの10年間で3000件もの治療を経験し、帰国後、同院長に就任した直後から、心臓カテーテル治療件数の日本一記録を維持。同院の実績が全国トップに躍り出るに至った、まさに立役者だ。

三角医師が得意とするのはカテーテル治療。その1つであるロータブレーターは、コレステロールが蓄積して硬くなった血管の中を、ダイヤモンドが埋め込まれたドリルで削るというもの。1分間に20万回近くドリルが回転し、血流を再開させる。局所麻酔で、2泊程度の入院で済むため、患者の負担が軽いと評判だ。ロータブレーターのほか、状況によっては血栓を蒸散させるエキシマレーザーを用いることもあり、これも三角医師の得意分野である。
「カテーテル治療は、開胸手術と違って患者さんの負担が少ないのが利点です。とはいえ、心臓の血管の中で長くドリルを回して良いことはありません。治療にかかる時間は早ければ早いほど、患者さんの負担は軽くなります。ただし、これは生卵の外殻だけ削って薄皮を残すような、繊細な技術を要する治療です。例えば、首都高をフェラーリで飛ばすのは怖くてできませんよね。ロータブレーターも同じで、優れた機器を導入することに加えて、慣れも技術も必要です。ロータブレーターの施設基準を満たす施設は国内に200ほどありますが(2018年1月現在)、1カ月に数件の実績では意味がなく、実績は多いに越したことはありません」と、三角医師が語るだけあって、狭心症・心筋梗塞を新たに発症した患者ばかりでなく、他院で「バイパス手術しか方法がない」と言われた患者が訪れることも多いという。

同院の大きな特徴は、複数の手術を同時進行する「カテーテルスタジオ」だ。宇宙船の指令室のような外観のスタジオに手術室が6つ並び、三角医師は司令官のポジションに立って無線で指示を出す。治療困難な場合には三角医師自ら手術に加わり、次々と手術室を移動していく。「聖徳太子みたいに、たくさんの耳がついているみたいだ」と、スタッフも舌を巻くほどだ。
「私はアメリカでカテーテル治療の経験を積みました。帰国することになった時、日本でカテーテルスタジオが実現できたらと思ったんです。心筋梗塞は、治療が1分1秒でも遅れたら死に至ることもある病気。手術室の数を確保しなければ、対応が遅れて生命に関わります」

三角医師は、カテーテルスタジオで司令塔の役割を果たす傍ら、日々の外来診療も欠かさない。三角医師いわく、当たり前のことをきちんとコツコツやるだけだという。「当たり前のこと以上の、特殊なことをしている訳ではありません。ただ、そこが一番難しいんですけどね」と笑顔で語った。

診療を受けるには

外来診療は毎日担当。心筋梗塞では1分1秒を争う状況もあるため、外来は予約制をとっていない。24時間体制で緊急コールにも対応する。

累積症例数または患者数

冠動脈カテーテル治療件数 25000件以上、ロータブレータ-治療件数6000件以上、
下肢動脈カテーテル治療件数5000件以上、頸動脈ステント治療件数900件以上

年間症例数

同院の心カテーテル治療実績は年間3145件(2017年)

医師のプロフィール

経歴
1982年 東京医科歯科大学医学部医学科卒業
1985年に渡米し、ニューヨーク医科大学、カリフォルニア大学、ピッツバーグ大学、UCLA グッド・サマリタン病院などを経てハワイ大学臨床助教授
1998年 千葉西総合病院心臓センター長
2000年 同院副院長
2004年より現職
所属学会・認定・資格

医学博士、東京医科歯科大学特命教授、元ハワイ大学臨床助教授、米国内科学会 専門医・正会員(F.A.C.P.)、米国心臓病学会 専門医・正会員(F.A.C.C)、米国胸部疾患学会 正会員(F.C.C.P.)、日本内科学会 認定医・総合内科専門医・指導医、日本循環器学会 専門医、日本老年医学会 認定医・指導医、日本心血管インターベンション治療学会 認定医・専門医・指導医、日本医師会 産業医、ロータブレーター米国指導医資格、頸動脈ステント指導医資格
紺綬褒章
The Best Doctors in Japan 2004-2005/2006-2007/2010-2011/2012-2013/2014-2015

米国カリフォルニア州医師免許、ハワイ州医師免許

予防に心がけたいこと

狭心症・心筋梗塞の危険因子を回避するためには、生活習慣の改善が欠かせない。食事の工夫も絶対に必要で、医食同源だと心得ておきたい。治療さえすれば何でも食べていいのではなく、脂質や塩分のコントロールを行うこと。運動も同様だが、スポーツクラブに通わなくてもいいので、高齢者ならウォーキングのような軽い有酸素運動で構わない。何事も継続することが大切。

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