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からだ相談Q&A

Q.

性別:男性、年齢:77歳

8年前に初期の大腸がんの手術をしました。その後、定期検診で異常も見つからず普通に生活をしておりましたが、2年前から便秘で下剤を飲むようになり効果のない時があります。運動のためにとジム通いもしています。改善方法があったら教えて下さい。

A.

手術後75歳頃から便秘を自覚して運動しても改善しないということですね。 まずご質問の方が本当に便秘であったのかを確認する必要があります。

今秋発刊予定の慢性便秘の診療ガイドラインには、慢性便秘は①固い便②便が出にくい③残便感④便回数が週3回未満の2項目以上を満たすものとされています。便回数が少ないだけでは便秘ではありません。特に便回数は個人個人で非常に異なり、同じ食事を食べても毎日たっぷり出る人もいれば10日に1回少ししか出ない人もいます。食事量が減れば便の量が減るのは当然ですし、ストレスで便の量が減少する「痙攣性便秘」の体質の人ではストレスが加わると毎日出ていた人が10日や1ヶ月に1回しか出ないということもあります。下剤を毎日飲むと腸管神経叢がダメージを受ける弛緩性便秘の状態になって下剤を飲んでも便が出ない状況にもなり得ます。

下剤を飲み始めた時が本当に便秘だったのかを確認すること、「便回数は3回を目標に週2-3回まで下剤を減らして下剤を内服したら必ず排便すること」を心がければ、運動量も十分なことですので本来の便回数に戻るかと思います。もしも疑問があるようであればかかりつけの先生に相談しておなかのレントゲンで便の量を確認してもらってください。


(2017.08.04)

回答:水上 健医師(医師情報 ⇒)

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