ドクターズガイド

からだ相談Q&A

Q.

性別:女性、年齢:55歳
いつから頭痛がはじまったか:3日前頃から

朝起きると左側後ろ首からてっぺんにかけて重くずきずき痛い(頭痛) です。3日前に飲み会があり、少々飲み過ぎた感はありましたが、二日酔いではありませんでした。その次の日から3日間頭痛が続いています。仕事をしているうちに痛みが治まり忘れてしまうのですが、次の朝になると同じ事の繰り返しです。もう少し様子を見るべきか、市販の薬を使って見るか、医者に行くべきか悩んでいます。

A.

ご心配な症状ですね。さて、何かの出来事(普段毎日飲酒しないひとが、今回は、毎日は飲酒しないひとが、アルコール多飲だった)の後に、今まで経験のないパターンの頭(脳)の症状が発現した(何時何分と言うほど突然発症ではないとは思いますが)場合には、念のために、脳画像検査は受けるべきと考えます。

頭痛の誘因となる食品(亜硝酸化合物・甘味料・ポリフェノール・チラミン含有食品・グルタミン酸ナトリウム・カフェイン・アルコール飲料など)には多くのものがあります。含まれる物質が「血管作動作用」をもつことによるものがほとんどです。片頭痛の痛みの原因として過度の血管拡張があります。血管拡張を起こす物質は、片頭痛の直接の原因となります。アルコール飲料は血管拡張作用を有する食品の代表です。下記らは、片頭痛発作の誘因となる食品として、前兆のない片頭痛(%)vs 前兆のある片頭痛(%)で、アルコールは、40% vs 17.8%、チョコレート0.0% vs 14.3%、チーズ0.0% vs 0.0%、コーヒー13.3% vs 17.8%、冷たいもの26.7% vs 28.6%、たばこ13.3% vs 21.4%、その他6.7% vs 0.0%と報告しています。二日酔いまでいかなくとも、片頭痛の直接の誘因と考えましょう。

後頭部の痛みの場合、一般に、①耳の横後ろから上方に沿った痛み場合は、後頭神経痛、②耳の横後ろから横断性に圧迫される痛みの場合は、緊張型頭痛、③首の付け根から耳の横の痛みの場合は、椎骨動脈解離が多いです。その他に、頚原性頭痛や帯状疱疹(無疱疹性帯状疱疹)もあるかもしれません。また、後頸部は、片頭痛の早期に高率に圧痛を来す三叉神経頚神経複合体のある場所です。あなたの場合は、アルコール飲料を誘因とした片頭痛かその他の二次性要因による頭痛が考えられます。特に③の場合は注意が必要です。頭痛外来のある医療機関を受診いたしましょう。


(2017.08.14.)

回答:磯部千明医師(医師情報 ⇒)

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