ドクターズガイド

からだ相談Q&A

Q.

性別:女性、年齢:28歳
いつから頭痛がはじまったか:中学生の頃から

学生時代から偏頭痛で悩んでおり、頭痛が始まると、光や音が辛く、たびたび嘔吐します。吐いた後は楽になることも多く、自分で指を喉に突っ込んで吐く事もあります。偏頭痛が心配で、オフィスで出来る仕事を希望し現在は、営業事務を行っております。

かかりつけ医からはマクサルトを処方されていますが、足りない時があり(1ヶ月の上限数が決まっている)、頭を冷やしたりしています。医師には点滴なども勧められましたが、たびたびですと仕事中に病院へ行くのは厳しく、他に何か方法があったら教えて下さい。

A.

片頭痛回数の多さ・病院受診の困難さなどにお困りですね。さて、片頭痛は,”頭の痛さ”だけではない様々な症状(めまい・耳鳴り・しびれ・吐き気・腹痛・眩しさ・音がうるさい・喰いしばり・集中困難…など)生活支障度が高い症状があります。女性の健康寿命を約2年短くするという報告もあるくらいです。”たかが頭痛”で済まさないでほしいと思います。それでは、頭痛発作を繰り返す原因ですが、たくさんありますが、『ライフスタイル』・『ご本人の体質』および『長年の予防不足』影響を受けることが分かっています。「週の金曜日に仕事のピークを持って行き、日曜日に頭痛で台無し(月曜日も倦怠が残る)」、「混雑する乗り物での通勤で、悪心・たちくらみ」、「PC画面を見る時間が長い仕事で、流涙やこめかみの拍動・後頸部がガチガチ」、「子育てと姑のストレス」、「天候(台風・低気圧)の影響」・「ファーストフードやラーメンなど血管拡張物質の増加と脳を安定させる食事の減少という食習慣」・「女性ホルモンの影響を受ける片頭痛、これを生理痛と間違い消炎鎮痛薬」…など、現代日本のライフスタイル(特に女性?)は、脳を不快にする環境および習慣が多いと考えられます。あなたの場合には、頻回の受診が難しいので、これらの原因の中から一つ一つ見直してみてください。

ところで、過疎地域医療や救急医療の位置づけであった『遠隔診療』が、最近になり、政府の医療・健康増進の戦略の一つとして、PC画面やスマホのオンラインによって、医師との対面診察や処方が受けられるシステムが広がりつつあります。年、数回は頭痛専門医を受診して脳の健康診断や診察を受け、片頭痛予防薬を選択し、普段はオンラインで診察と処方がもらえる可能性も出てきています。あきらめず頑張りましょう。


(2017.05.30.)

回答:磯部千明医師(医師情報 ⇒)

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