ドクターズガイド

からだ相談Q&A

Q.

性別:女性、年齢:31歳
いつから頭痛がはじまったか:忘れた

以前からたまに頭痛はあったのですが、ここ1~2年、仕事が年間で、忙しい時期とゆとりのある時期とに波があり、忙しい時期は頭痛は起こりませんが、比較的ゆとりのある時期になると頭痛が起こります。ゆとりのある時には時間も取れるので、習い事や趣味をやりたいと思うのですが、頭痛が起こると気が進まなくなります。治せるのでしょうか?

A.

趣味や習い事など日常生活に支障がでるのはがっかりですね?もし、あなたが光・音・臭いや人混みに過敏で、繰り返す体動で増悪する繰り返す拍動性頭痛に悪心(吐き気)を何度か繰り返していれば、片頭痛の可能性が高いです。片頭痛はもともと脳の過興奮性という遺伝的な素因があって、身体的・物理的・心理的誘因により脳のホメオスターシス(恒常性)が障害され、脳の感受性が亢進して発症いたします。この脳の恒常性を改善するには、①血液循環、②免疫機能、③自律神経(交感神経―副交感神経)、これらの機能を改善していくことが、片頭痛発作を起こしにくくしていくと考えています。あなたが、何かに気が進まなくなるのは、片頭痛の「頭の痛み」そのものだけでなく、’活動する神経’である『交感神経』は休み、’休息する神経’である『副交感神経』が優位になっていることも影響しているでしょう。

お困りの症状を改善する方法は、様々あります。しかし、一度は、日本頭痛学会認定の頭痛専門医に診断を受けましょう。その上で、あなたの週末や仕事後の片頭痛の特徴を考えますと、体内時計の乱れを防ぐために起床時刻を一定にする。起床時刻から12時間以降はPCやスマホ画面は避け、起床から14時間後に就寝する。平日の仕事(業務)量のピークを金曜日に持って行かず、月・火・…金と一定にする。腸内免疫機能を高めるために、野菜(ほうれん草やブロッコリーなど)を食べる、胃腸や肝臓に微細な炎症を起こしやすいファーストフード(パン・ハンバーガーなどの炭水化物・高脂肪食)を減らす、冬(早春)は寒さで手足(末梢)の血管が狭くなっていることが多いので、血管を狭くする食事(チョコレートやノンシュガーだが甘味剤(アスパルテーム含有)の入った飲料およびカフェイン)を控える、果糖含有率の高い果物(リンゴやみかんを1個丸ごと食べるなど)を控えるなどです。片頭痛を減らす生活習慣を趣味にするのも良いことかもしれません。


(2018.02.28.)

回答:磯部千明医師(医師情報 ⇒)

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