ドクターズガイド

病気を調べる(家庭の医学)

陰茎がん

最近では衛生状態がよくなったのかほとんどみられなくなりました。
包茎で包皮内に恥垢(ちこう)(あか)がたまって長期間放置されていると、40~50歳になってから亀頭にがんができることがあります。

最近では、小児期に包茎の手術をしてしまうので陰茎がんが激減したのでしょう。
陰茎の“お掃除”もたまには必要だということでしょう。
包茎のほかは原因は不明ですが、性病の一種であるヒト・乳頭腫ウイルス(HPV)によりがんができることがあります。
HPVによるがんは子宮頸がんに多く、男性ではHPVをもっていても発がんすることはまれです。
むしろ保菌者として女性にうつすことのほうが問題でしょう。

[症状]
初期には亀頭または亀頭冠状溝にいぼのようなものができ、なかなか消えず、むしろ液体を分泌してジクジクしてきます。
なかなか治らなくて、しかも痛みのないできものはすぐに泌尿器科医に診てもらいましょう。
進行してくると、悪臭を放ち、うみも出て、非常に汚い感じになり、表面はただれます。
陰茎切断でしか根治しません。

[治療]
軽度であれば部分切除ですみますが、進んでいる場合には全部切除します。
このほか、ブレオマイシン軟膏(なんこう)や放射線療法などがありますが、一時的にはよくなっても必ず再発します。