ドクターズガイド

病気を調べる(家庭の医学)

停留睾丸(停留精巣)

睾丸はおなかの中で形成され、胎児が大きくなるとともに鼠径(そけい)部へと下りてきて、最終的には陰嚢(いんのう)の底部まで下ります。
しかし、その途中で引っ掛かって下りなくなることがあります。
その程度により、腹腔(ふくくう)内睾丸、鼠径部睾丸などと呼びます。
原因は不明です。
性腺刺激ホルモン投与では下降しないので、手術により陰嚢内に固定します。
6歳までに手術すればよく、急いで小さいうちに手術する必要はありません。
急いで下ろしても睾丸の機能は変わりません。
しかし、30年以上放置すると精子形成能ばかりでなく睾丸腫瘍(しゅよう)ができることがあるので、小児期に手術するほうがよいでしょう。
睾丸は体温よりもやや低い温度で精子をつくるので、長期間、腹腔内にあると精子形成能がわるくなります。