ドクターズガイド

[01/12] 人の頭蓋骨やヒトの骨の標本

(長文です、失礼します)全国で「人骨」が理科室などからみつかった、と問題になっています。その来歴はともかく、骨格標本と医師とは切ってもきれない「ご縁」があります。医学部の専門課程に進学して、最初の教科のひとつが「解剖学」。医師という「崇高な」職業への通過儀礼という意味もこめての解剖実習にさきがけて、骨学実習という人体の骨格の勉強があります。解剖学教室には体の全身の骨がそろった標本一式が何組も木の箱に納めて保管されていて、グループにわかれて骨の構造の詳細や、関節などの骨と骨とのかかわりについて学びます。イラストでかかれると単純な「スネの骨」(下腿骨)などでも大腿骨との膝関節面のスムーズさ、筋肉の付着部のもりあがりや「ゴツゴツ」など人体の造りの不思議さにおどろくばかりでした。造物主という存在があってもおかしくない、と思わせるほどの精巧なものでした。 医師になって脳外科医になって、特に頭蓋骨との関わりが深くなりました。ほかの臓器と違って脳や脊髄には骨を経由しなければ到達できません。脳まで到達しない、頭蓋骨と脳のあいだの脳を圧迫している血液を洗い流すような手術でも、頭蓋骨に小さな穴を開けないと行うことができません。脳の深部の手術となると、頭蓋骨をどう切開すれば脳への負担が最も小さく、かつ骨を戻したときに形がきれいに仕上がるか、お一人お一人考えながら手術の計画をたてます。今はコンピュータシミュレーションが進歩し、また画像診断も進歩したので、CTスキャンの画像から頭蓋骨の立体画像を作ることは容易ですし、ルーチンではありませんが、それをもとに手術のシミュレーションすることも行われるようにな...
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